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椎間板性腰痛の原因と対処法

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椎間板性腰痛の原因と対処法

こんにちは!腰痛・肩こり・神経痛に対して手技・はり・運動療法を行っている鎌倉駅近くの、ますだ治療院です。

今回は、慢性腰痛の代表的な4タイプのうちの一つ、「椎間板性(ついかんばんせい)腰痛」の原因と対処法についてお伝えします。

椎間板性腰痛の特徴

椎間板性腰痛の最大の特徴は、「前かがみの姿勢で、腰の中央が痛む」です。また、「長時間座ると痛む」「くしゃみで痛む」なども特徴です。

椎間板性腰痛と椎間板ヘルニアの違い

椎間板性腰痛は、椎間板の中に新しくできた細かい神経の炎症によるもので、主に腰が痛みます。

一方、椎間板ヘルニアは、椎間板の中身(髄核)が飛び出し、外を走っている太い神経を刺激するもので、腰痛は初期のみで、主に脚が痛みます。

椎間板性腰痛の原因

椎間板性腰痛の原因は、背骨の前側にある椎間板に過剰にストレスがかかることです。(下の図の左のように)

その原因の多くは、上下の関節がしっかり動かず、特定の高位の椎間板にストレスがかかることです。

また、椎間板ヘルニアから椎間板性腰痛に移行するパターンもあります。

椎間板性腰痛の対処法(1)

まずは痛みを出さないために「前かがみの姿勢を避ける」ことです。
また、「長時間座らない」「座る時に腰を丸めない」「重いものを持たない」なども重要です。

腰痛ベルトが著効を示すことも多いです。

椎間板性腰痛の対処法(2)

診断的施術として、問題の椎間板にかかる圧を逃がしながら、他の関節を動かします。

具体的には、痛む部位から問題の関節を推測し、椎間板にかかる圧を逃がしながら前屈を5回ほど行います。

この施術で痛みが改善すれば、椎間板性腰痛だと判断できます。
ただし、ある程度の解剖学的知識とコツがいるので、専門家にまかせるのがベターでしょう。

椎間板性腰痛の対処法(3)

特定の高位の椎間板にストレスがかかる原因として、前かがみの時に「①ハムストリングスがしっかり伸びない」「②腰のインナーマッスルが適切に働いていない」「③お尻の筋肉が適切に働いていない」などが考えられます。

①を改善するには、次のようなエクササイズがあります。ただし、痛みが出る場合は中止して下さい。

椅子の上に片脚をのせ、腰を丸めないように注意しながら前屈をし、ハムストリングスをストレッチします。

椎間板性腰痛の対処法(4)

②を改善するには、次のようなエクササイズがあります。ただし、痛みが出る場合は中止して下さい。

四つ這いになり、片脚を交互に伸ばして腰のインナーマッスル(多裂筋)を活性化します。

常に頭からお尻までの一直線を保ち、腰をひねらないように注意して下さい。

椎間板性腰痛の対処法(5)

③を改善するには、次のようなエクササイズがあります。ただし、痛みが出る場合は中止して下さい。

あお向きになり、ヒザの真下に足が来るようにヒザを曲げます。

お腹に力を入れ、お尻の力で腰を持ち上げます。背筋やハムストリングスにできるだけ力が入らないように行ってください。

最後に

いかがだったでしょうか?前かがみで腰の中央が痛む方は試してみて下さい。

「やり方が良くわからない」「そもそも自分が椎間板性腰痛かどうかわからない」という方は、専門家にご相談ください。

他のタイプの腰痛についての記事はこちら

・椎間関節性腰痛

・仙腸関節性腰痛

・筋・筋膜性腰痛

 

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