椎間関節性腰痛の原因と対処法
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椎間関節性腰痛の最大の特徴は、「腰を反らせると痛む」です。また、「左右どちらか片方が痛む」「痛みの範囲が狭い」なども特徴です。
丸めると痛いタイプの椎間関節性腰痛もありますが、ここでは割愛します。
椎間関節性腰痛の原因は、背骨の後側にある左右いずれかの椎間関節に過剰にストレスがかかることです。(下の図の右のように)
またその原因の多くは、その関節が動きすぎているか、周りの関節が動いていないせいです。
まずは痛みを出さないために「腰を反らせない」ことです。
そのためには「立つよりも座る」「うつ伏せにならない」「あお向けで寝る時はひざの下にクッションを置く」「寝具は柔らかめ(低反発)」をお勧めします。
診断的施術として、問題の関節の動きを止めて、他の関節を動かします。
具体的には、痛む部位から問題の関節のあたりを付け(腰椎4番・5番間、腰椎5番・仙骨間が圧倒的に多い)その上の椎骨の棘突起を押さえながら腰を反らせる運動を5回ほど行います。
この施術で痛みが改善すれば、椎間関節性腰痛だと判断できます。
ただし、ある程度の解剖学的知識とコツがいるので、専門家にまかせるのがベターでしょう。
鍼灸師や医師は、痛みを拾っている関節に直接はりや注射を打つことで、痛みの除去と原因の特定を行うこともあります。
腰が過剰に反る原因として、「①お腹周りの力が抜けている」「②胸椎の動きが悪い」「③股関節の動きが悪い」などが考えられます。
①と②を改善するには、次のようなエクササイズがあります。ただし、痛みが出る場合は中止して下さい。
まず、あお向きに寝てヒザは曲げ、腰は床に押し付けます。頭の後ろで手を組み肩甲骨を寄せ胸を張ります。
この時、腰が浮かないように注意して下さい。腰が浮いてしまう方は、まずこの姿勢を練習します。
上の姿勢がとれる方は、肩甲骨の下に丸めたバスタオルなどを起き、アゴを引きながら頭を床に着けます。この時も腰は床に押し付けたままにします。
「胸はしっかり反らせて腰は反らせない」練習です。バスタオルが分厚いほど難しくなります。
①と③を改善するには、次のようなエクササイズがあります。ただし、痛みが出る場合は中止して下さい。
片ひざ立ちになり、お腹と腰に手を当てます。
腰が反らないよう注意しながらお尻を前に移動させ、ヒザを着いている方の股関節前面をストレッチします。
「股関節はしっかり反らせて、腰は反らせない」練習です。
いかがだったでしょうか?腰を反らせると痛む方は試してみて下さい。
「やり方が良くわからない」「そもそも自分が椎間関節性腰痛かどうかわからない」という方は、専門家にご相談ください。