ぎっくり腰の対処法
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こんにちは!腰痛・肩こり・神経痛に対して手技・はり・運動療法を行っている鎌倉駅近くの、ますだ治療院です。
前回のブログでは、ぎっくり腰の2大タイプ、椎間板性と椎間関節性(高齢者は圧迫骨折も)についてご説明しました。
今回は、それぞれのタイプ別対処法について書きたいと思います。
椎間板性腰痛に対する戦略は、「椎間板にかかる圧を極力減らす」です。
前回のブログに書いた通り、重いものを持ったり腰を丸めると椎間板にかかる圧が大きくなるので、まずはこういった動作を避けてください。
椎間板にかかる圧は、横になっている時が一番低く、立っているより座っている方が高く、最悪は腹筋運動のような動作です。ですので、ベッドから起き上がる際などは十分注意してください。
さらに、腰痛ベルトなどをお腹に巻いて腹圧を上げることもお勧めします。腰痛が軽減するようでしたら、就寝時以外は強めに巻いて下さい。前後逆に巻いた方が良い場合もあります。
また寝具は、腰が沈み込まない、高反発のマットレスやせんべい布団がおすすめです。
椎間関節性腰痛に対する戦略は、「とにかく腰を反らさないこと」です。
かかとの高い靴を履かない、あお向きに寝る時はひざの下にクッションを入れるなど、腰が反らない工夫をして下さい。
寝具は、腰が程よく沈み込む、低反発のマットレスや柔らかめのベッドがおすすめです。
また、腰が反ってしまう原因は、胸や股関節が反れていない(またはひねれていない)、です。痛みがピークを過ぎたら、胸椎や股関節のストレッチを行って下さい。
椎間板性腰痛に対しては、周囲の筋緊張を緩める手技またははりを行うと共に、椎間板にかかる圧を軽減する体操の指導、腰痛ベルトの処方などを行います。
椎間関節性腰痛に対しては、周囲の筋緊張を緩める手技またははりを行うと共に、問題の関節を止めて他の関節を動かす手技、問題の関節を直接刺激するはりなどを行います。
臨床経験上、椎間板性に比べて椎間関節性の方が即効性があります。
ぎっくり腰の二大タイプ、椎間板性と椎間関節性の対処法についてご理解いただけたでしょうか?
ちなみにこの2つはその後、周りの筋肉の緊張を生み、筋・筋膜性腰痛に移行するケースが多いです。筋・筋膜性腰痛についてはこちらの記事をご覧ください。
「よくわからない」「痛みがおさまらない」という方は、専門家にご相談ください。