ますだ治療院ますだ治療院

神奈川県鎌倉市由比ガ浜2-6-20 第二田中ビル1F TEL0467-23-1355

ご予約
ご予約

椎間板ヘルニアと間違えやすい病気

ホーム > 椎間板ヘルニアと間違えやすい病気

椎間板ヘルニアと間違えやすい病気

こんにちは!腰痛・肩こり・神経痛に対して手技・はり・運動療法を行っている鎌倉駅近くの、ますだ治療院です。

お尻から脚にかけて痛みやしびれがあると、椎間板ヘルニアだと思われる方は多いと思います。

しかし、椎間板ヘルニア以外にも同じような症状を出す病態は色々ありますので、解説したいと思います。

椎間板ヘルニアとは?

まず、椎間板ヘルニアについて解説します。椎間板ヘルニアとは、背骨と背骨の間にある椎間板が飛び出して神経を刺激し、お尻から脚にかけてに痛みやしびれが出る病気です。

診断はMRIによる画像検査によって行われます。(レントゲンには骨しか映らず、骨と骨の間は中高年ではだれでも狭くなっています)が、ヘルニア(椎間板の飛び出し)があるからと言って、それが痛みやしびれの原因とは限りません。

椎間板ヘルニアと間違えやすい病気

椎間板ヘルニア以外にも、お尻から脚にかけてに痛みやしびれを出す病気は色々あります。

臨床経験上多いのは、坐骨神経や殿皮神経の滑走障害です。これは、神経が筋肉や皮膚との間の滑りが悪くなって引っかかり、痛みやしびれを出すものです。

坐骨神経の滑走障害

坐骨神経は、梨状筋(上の青い筋肉)の下(人によっては上や筋肉を貫いて)からお尻側に出て、外側ハムストリング(下の青い筋肉)の裏側を通って膝の方へ伸びています。

これらの部位で、坐骨神経の滑走障害を起こしているケースは多いと考えられます。

上殿皮神経の滑走障害

上殿皮神経は、腰の筋肉や筋膜を貫いてお尻の皮膚の下に分布しています。

これらの部位で、上殿皮神経の滑走障害を起こしているケースは一定数あると考えられます。

上殿皮神経の分布はお尻までですが、臨床経験上、症状は脚まで出ているケースも見受けられます。

椎間板ヘルニアと神経の滑走障害の見分け方

症状から痛みやしびれの原因が椎間板ヘルニアか神経の滑走障害か見分けるのは困難です。

また、滑走障害の場合、画像に何かが写るわけでもありません。

そこで当院では、滑走障害を起こしていそうな部位の皮膚や筋肉を、直接手でつまんだりずらしたりして神経を滑走させ、その後痛みやしびれが半減したら、その部位の滑走障害が原因と判断しております。

この方法は、その場で結果がわかり、そのままセルフケアとしてもお伝えできるので有用です。

最後に

今回は、椎間板ヘルニアと間違えやすい神経の滑走障害について書きました。

痛みやしびれの原因が神経の滑走障害とわかっても、その部位に負荷がかかる原因(多くの場合、不適切な姿勢や動作)が改善されないと症状は繰り返されます。

症状がどこで起きているのか?なぜ起きるのか?を知ることが大切です。

動作評価・施術についてのご相談・ご予約はこちらまでどうぞ。